お金が無くても始められる、アメリカでの起業方

お金がないけどアメリカで飲食店起業したい。

無くはないけど足りない。

それでもビジネスを購入する手段はあります。

 

アメリカで良くみるビジネスや不動産の購入方法

クラウドファンディングとかそんな今風のやり方ではなくて、昔からあるもちろん合法的な方法です。

今日はその方法についてお話したいと思います。

結論から言いますと、セラーファイナンシングという方法でビジネスを購入する事が出来ます。

 

セラーファイナンシングとは?

セラーファイナンシング(Saler financing)とは、簡単に言いますと銀行やその他の金融機関から融資を受けずに、直接売り手から分割ローンで不動産やビジネスを売ってもらうという売買方法です。

売り手は金融機関の役割を果たし、購入者は売り手に対してローンを返済していきます。通常、この取引には利息が伴い、返済期間や利率などの条件は当事者間で交渉されます。

不動産だけに限らず、ビジネス、それから車なんかもこのような方法で売買する事があります。

日本人からするとそんな事が出来るのかと思ってしまうかもしれませんが、アメリカでは一般的な取引方法です。

以前、DIY不動産のこちらのブログでクリエイティブファイナンシングについてお話させていただいた事がありますが、このクリエイティブファイナンシングの一つの方法です。

ご興味のある方は是非見てみてください。

買い手からすると手元のお金が少なかったり、無い場合でも、高額なものを手に入れることの出来る方法なので、まだ信用がなくローンや融資が受けられない場合でも、一気にレバレッジをかける事が出来るので、とても有効的な方法です。

通常、この取引には利息が伴い、返済期間や利率などの条件は当事者間で交渉されます。

 

セラーファイナンシングのメリット

セラーファイナンシングの最大のメリットは、購入者が従来の銀行融資を利用できない場合でも資金を調達できる点です。また、取引が迅速に進むことや、柔軟な融資条件を設定できる点も魅力的です。売り手にとっては、不動産やビジネスをより早く売却できる可能性があります。それに加えて、余計なクロージングコストの大幅な削減が可能になり、従来のローンに比べて、クロージングコストが大幅に少なくなる傾向があります。

 

セラーファイナンシングのデメリット

一方で、セラーファイナンシングは売り手にとってリスクが伴います。購入者がローンを返済できなくなった場合、売り手は資金を回収するために法的手続きを取らなければならない可能性があります。また、売り手は購入者の信用を十分に評価する必要があります。

購入者が支払いの遅延や数ヶ月の滞納などが生じた場合には、売り手は遅延料金を請求すると共に州の法律によって物件やビジネス自体を差し押さえる事も出来ますが、この辺のやり方も売り手は事前に購入者としっかりと事前に契約を結んでこの様なことにならないようにする事が大事です。

このリスクを管理するためには、適切な契約書の作成が重要です。

資金の回収期間も売り手にとっては資金を即座に全額回収することができず、回収には数年かかる場合があります。

このような事からも、売り手としても買い手としても事情があってのセラーファイナンシングという事が多いです。

 

セラーファイナンシングの契約時に注意すべき点

契約では、利率、返済計画、返済期間を明確に定める必要があります。デフォルト条項をしっかりと定めて、購入者が返済を怠った場合の対処法を定める条項が必要です。購入者が全額を返済するまで、所有権が完全に移転しないことを規定することが一般的です。

セラーファイナンシングは、売り手と買い手双方にメリットがありますが、リスクを適切に管理し、事前に十分な計画と検討を行う必要があります。

この様な話をしてしまうと、何だか恐ろしい取引のように思われてしまうかもしれませんが、アメリカでは合法的に定められている一般的な方法で、州のホームページにもこの様な取引の書類も用意されています。

 

この様な事を知っているだけでアメリカでビジネスを始める時や不動産を売買する時には全く違って来ます。

日本人であればアメリカでの融資は難しい事が多いので、当然融資を受けるには日本の金融機関しかないと思ってしまいます。

しかし、この様な方法がアメリカではある事を知識として頭に入れておけば、可能性は広がっていきます。

このクリエイティブファイナンシング、及びセラーファイナンシングについては沢山の方法がありますのでまた近々お話しさせていただきたいとおもいます。

 

DIY不動産、並びに夢を叶える海外飲食店経営塾では皆様の為になるお話をこれからも沢山配信していきます。

今後ともよろしくお願いいたします。